SHDコース

今年のSHDコースは山本真功氏がオペレーターを務める3例のTAVIライブ、SHDエコーについてエキスパートの心エコー医と学ぶレクチャーセッション、脳神経領域の先生をお迎えしたBrain&Heartセッションの3つのプログラムを中心にお届けいたします。

Brain&Heart

6月16日(金) Room C

18:00-19:00
カフェテリアミーティング@豊橋ライブ
脳外・循内合同セッション

6月17日(土) Room C

15:00-16:30
脳心連携で紡ぐ抗凝固療法のさらなる可能性
– WATCHMAN FLXTM(左心耳閉鎖術)–
脳神経領域・開業医の先生は無料ご招待

SHDエコーセッション

6月16日(金) Room C

19:00-20:00
MitraClipを極めるために必要な温故知新
20:00-21:00
マイトラクリップ手技成功への道筋
画像描出困難症例
その時 どうする?加賀瀬先生

TAVIライブ

6月17日(土) Room C

9:00-10:30
SAPIEN 3 Ultra RESILIA
11:00-12:30
EvolutTMFX
13:30-15:00
NavitorTM
SHDエコーセッションを担当される加賀瀬先生よりセッションについてお伺いいたしました。
皆さんこんにちは、名古屋ハートセンター循環器内科の加賀瀬藍です。
本邦でMitraClipを用いた僧帽弁閉鎖不全症の治療が始まって、早5年が経ちました。現在では、多くの施設で治療が可能となり、MitraClipは僧帽弁閉鎖不全症を伴う心不全治療に欠かせない、重要な手技となっています。
一方で、MitraClipの裾野が広がるほど、問題となるのが、「心エコー医の不足」です。大学病院やそれに並ぶ中核病院には多くの心エコーのエキスパートの先生方がいらっしゃいますが、実は、地域の循環器診療を担う病院には、心エコーを専門とする常勤医が少ないことが浮き彫りとなりました。そういった病院では、今までカテーテル治療を専門としてきた先生方が新たにSHDエコーを学ぶことが多いと聞きます。また、心エコーを専門としてやってきた先生方でも、今までの診断・病状把握目的で施行してきた心エコーと、SHD治療における心エコーでは、考え方が大きく異なるために、戸惑う先生方も多いと伺っております。
今回の豊橋ライブSHDエコーセッションでは、そういった新たな分野に挑戦する先生方、少しでもSHDエコーに興味がある先生方へ、SHDエコーのエキスパートの先生方からのレクチャーという形式で進めさせていただきます。
19:00-20:00はMitraClip治療の温故知新として、今までのMitraClipを振り返り、最新の知見も含めたレクチャーとなります。
20:00-20:30(実は時間制約なし!)は、MitraClipの手技において最も困る、画像描出困難症例に出くわした際の対応を、エキスパートの先生方からみっちり学びたいと思います。
このセッションが、日頃感じている先生方の疑問や不安を解決し、明日からの治療の一助となるよう願っております。
TAVIライブを担当される名古屋ハートセンターの徳田先生よりNavitor TAVIライブについてお伺いいたしました。
Navitorは2022年1月にアボット社より販売開始された経皮的大動脈弁留置術用の生体弁です。今までのself-expandableの生体弁と比べて、冠動脈へのアクセスが良い点、デリバリーシステムが秀逸であるため、血管径が小さかったり、蛇行が強い症例であってもデリバリー可能である点が魅力です。しかしながら、展開の時にpop upしてしまったり、挙動が読めないという点に不安があると思います。今回のライブデモンストレーションでは、navitorのプロクターである、山本医師から、angio sketchという方法を用いて、この不安を一掃したいと考えてます。さらに、navitorの良い点である、デリバビリティの高さや冠動脈へのアクセスが容易である点も併せて伝える事が出来るようなライブにしたいと考えております。これからnavitorを使い始めたい人、少しnavitorを使ったけど不安が残る人、navitorの高みを目指したい人、いずれも必見のライブとなっております。是非、ご覧くださいませ!
このセッションが、日頃感じている先生方の疑問や不安を解決し、明日からの治療の一助となるよう願っております。